【2015年11月13日14:38追記】
まだ席に余裕があるとのことで、前日(15日)までにメールでお申し込みいただければ参加できるとのことです。ぜひふるってご参加ください。
きたる11月16日(月)、環境法政策学会のイベント「理論と実務の架橋―産廃処理施設の取消訴訟の原告適格」に、研究者会員代表として登壇いたします。
このイベントは、「法科大学院修了生及び司法修習予定者等と、学会員が、環境法に関わる問題の実態や重要性をともに認識し、具体的な課題について検討する場」として一昨年から開催されているイベントで、第1回も第2回も参加いたしました。
第1回に参加したときの当ブログ記事はこちら
原子力損害賠償(第1回)、厚木基地差止訴訟(第2回)ときて、今度は産廃処理施設取消訴訟の原告適格です。昨年の重要最高裁判決である、最判平成26・7・29(民集68巻6号620頁、判タ 1409号114頁、判時 2246号10頁)が評釈の対象となっています。
詳しい内容は環境法政策学会のウェブサイトトップページからリンクの貼ってある本イベントチラシ用pdfをご覧いただきたいのですが、pdfが見にくい方もいらっしゃるでしょうし、せっかくなのでプログラムの部分だけ貼り付けます。
参加希望者は11月9日までに事務局宛にメールいただきたいということなので、ご関心のある方はぜひいらしてください。
本学会の会員だけでなく、法科大学院修了生・在学生は無料です。それ以外の方も資料代1000円をお支払いいただければご参加いただけます。
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◆プログラム◆
主催者代表挨拶(18:30~18:35) 高橋 滋(環境法政策学会理事長/一橋大学教授)
全体司会 大塚 直(環境法政策学会事務局長/早稲田大学教授)
第1部 報 告(18:35~19:45)
報告1-訴訟に関わった実務家による論点報告(18:35~19:05)黒原智宏(弁護士)
報告2-法科大学院生によるミニ報告(19:05~19:25)澤田雅之(一橋大学法科大学院)
報告3-研究者からの報告(19:25~19:45)横田明美(千葉大学准教授)
休憩、質問票回収(19:45~20:00)
第2部 パネルディスカッション・質疑応答、鼎談(20:00~21:30)
司会 柳 憲一郎(明治大学教授)
パネリスト
亘理 格(中央大学教授)/黒原智宏(弁護士)
横田明美(千葉大学准教授)/澤田雅之(一橋大学法科大学院)
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さて、この報告順と、メンバーが大変すごいことになっています。
訴訟の原告代理人がトップバッターで、その後に現役の法科大学院生である澤田さん、そしてその後に私!
しかも、そのあとのパネルでは栁先生と亘理先生の胸を借りるという。
黒原弁護士は行政判例研究会の会員でもあり、行政法の判例に大変強い方です。(というか、行判のメンバー同士で同じ判決コメントするのってなかなかないなあ。)
第1回、第2回と観客席に座っていたわけですが、実際に訴訟を担当した弁護士と研究者が公開の場で議論するというのは大変貴重な機会です。
その議論の場に、法科大学院生にも入っていただくわけです。
これは、学術的な意味ももちろん大きいのですけれども、ロースクール制度出身である私がちゃんと「研究者」としての報告ができるかという場面でもありまして、大変緊張しております。8~9年前にはロースクールにいたんですよね私・・・(あれ、もう終了してから7年も経っているのですねえ)。
学術的に意味のある報告であるだけでなく、環境法政策に関与することの面白みを参加者にもわかっていただけるような、そんな報告を目指して準備中です。
ぜひ、ご関心とお時間のある方は足をお運びください。
参加申込みは、こちらのpdf記載の事務局宛にお願いします。
本イベントチラシ用pdf