情報ネットワーク法学会第9分科会報告

2016年11月12日と13日、情報ネットワーク法学会第16回研究大会が行われました。

第9分科会報告の会場(遠くから撮影)

第9分科会報告の様子(加藤尚徳様ご提供)

そして、初日最後の分科会である第9分科会にて、報告を行いました。他の登壇者はつぎのとおりです(プログラムから引用)。

第9分科会 11月12日(土)17:35-19:05 会場D
【AI・ロボット法の消費者問題】
主査:和知雅樹(情報ネットワーク法学会 副理事長)
新保史生 (慶応義塾大学教授)
木村嘉子(東京都消費生活総合センター相談員、NACS東日本支部 ICT活用研究会代表)
横田明美(千葉大学准教授)

大変盛況でして、50部用意した配付資料(スライドを印刷したもの)はすぐになくなってしまいました。そこで、多数お問い合わせをいただいていることから、スライドに修正・追加をいれたものを公開します。

こちらへのお問い合わせは、本ウェブサイトのメールフォームほか、適宜の手段でお知らせください。まだ生煮えの箇所も多く、皆様のコメントを受けて、より良いモノにしていきたいと考えています。よくわからない、ということも含めて教えてくだされば幸いです。

これからの研究と、情報ネットワーク法学会について

スライド内にもありますとおり、今回の報告は、科研費のテーマである「集合的利益・拡散的利益を巡る法制度設計―消費者・環境・情報法制の架橋」の一部です。ちょうど、消費者法・環境法・情報法の間に、ロボット・AIという問題がぴったりとはまっているので、今後の研究の柱としていく予定です。
なお、もう一つ、ぴったりはまっているのがドイツにおけるデータ保護団体訴訟でして、こちらについても昨年の個別報告に引き続き検討を続けています。

情報ネットワーク法学会は、若手の報告も活発であり、あまりに報告が多すぎて学会誌を分冊にしなければならないほど盛況です。他方、分冊にしたこともあって出費も膨らんでおり、学会運営が大変だとも。もし、ご興味をもってくださった方がいらっしゃれば、是非、入会をご検討ください。こちらについてのお問い合わせやご相談も、遠慮無くどうぞ。
情報ネットワーク法学会
次の研究大会は名古屋大学だそうです(日程未定)。それ以外にも各種研究会もあります。ぜひご参加いただき、熱気を感じていただければ幸いです。